北京にある米電気自動車(EV)大手テスラのショールーム=ロイター

 電気自動車(EV)大手の米テスラが23日発表した2024年1~3月期決算は、約4年ぶりの減収減益となった。価格を下げたにもかかわらず、販売台数が約4年ぶりに前年同期より減った。今後のEV市場拡大への懸念が広がっている。

 テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)はオンライン会見で、世界のEV普及が「圧力にさらされている」と指摘。他社はEVよりもハイブリッド車を重視しているが「これは正しい戦略ではなく、最終的にはEVが市場を支配する」と主張した。

 テスラの主力市場は中国と米…

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