製品の回収状況について報告があった対策本部会議=2024年4月26日午後4時0分、大阪市役所、原田達矢撮影
  • 写真・図版

 小林製薬(大阪市)の紅麴(こうじ)原料を使ったサプリメントが原因と疑われる健康被害が相次いでいる問題で、大阪市は26日、市が回収命令を出している3製品約103万個について、25日時点で約8万6千個(約8・3%)を回収したとの報告が小林製薬からあったと市の対策本部会議で公表した。

 同日時点で小林製薬に寄せられている相談件数は約9万9千件。医療機関を受診したのは1499人で、うち入院した人(退院した人含む)は262人だったという。

 また市は、全国の自治体から市に送られた健康被害者の情報を元に、医療機関を受診している300人を抽出して解析。健康被害を訴えたのは女性の割合が高く7割に上ったという。年齢別では40~70歳代が9割を占めた。50歳代が最も多く4割を占め、60代が3割と次いだ。基礎疾患のある人は約半数で、高血圧症や脂質異常症の人が多かったとした。主な症状は倦怠(けんたい)感、食欲不振、嘔気・嘔吐、手足のむくみなど。サプリの接種開始から発症までの期間は2カ月未満が多かった。

 厚労省の中間報告では、原料品ロットから「プベルル酸」のほか、本来は含まれていない複数の化合物が検出された。市も並行して、錠剤となった製品ロット約400検体を調べている。(原田達矢)

共有