DXを進めるためには、社内の阻害要因に気づく必要があるとし、経営層に向けた「戒めカード」を作った関西経済同友会のDX戦略委員会の藤川博章委員長(博報堂常務執行役員、左)と、白川基光委員長代行(ソプラ社長)=2024年4月25日、大阪市北区、諏訪和仁撮影
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 関西経済同友会は、企業がDX(デジタル変革)を進めようとしても、経営層の思い込みが妨げになってうまくいかないとして、経営層に自身の過ちに気づかせるための「戒めカード」を作った。会員である企業の経営者や役員に渡し、社内のDXに役立ててもらうのがねらいだ。

 カードは「DX阻害要因戒めカード」。名刺ほどの大きさで10枚セットだ。1枚1枚にこんな文章が書かれている。

 「偉くなるほど『わからない』が言えなくなっていませんか?」

 「まずは現場に権限委譲、予…

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