開幕前日の記者会見で握手を交わす新庄剛志監督(左)とロッテ・吉井理人監督=千葉市

BIGBOSS語録

 「『せこせこ野球』をめざします。相手が防げない点の取り方をして、ピッチャーがしっかり抑えて勝つと言うことですね」(3月28日、ZOZOマリンスタジアムで)

記者メモ

 開幕前日の記者会見で今季のファイターズの戦い方についてコメント。昨季の1点差試合は17勝31敗と大きく負け越しており、競り合いの弱さをいかに克服するかが今季の鍵。1点をもぎ取り、1点を守り切る野球をやりきるとファンに宣言。

BIGBOSS語録

 「今年に関しては、この開幕戦を取らないと乗っていけないかなというぐらいの気持ちだった。今年は必死。僕を監督にしてくれた恩返し、責任を今年は果たしますという気持ちは、キャンプ中からあった。うれしくて仕方ない」(3月29日、ZOZOマリンスタジアムで)

記者メモ

 ロッテに4―1で快勝。監督就任3年目にして、初めて開幕戦を白星で飾った。よほどうれしかったのか、「シャーッ!」と雄たけびを上げながら報道陣の前に現れた。試合を振り返る時の舌もなめらか。

BIGBOSS語録

 「もっと野球を覚えないといけないですね。3点差で無理して行く場面ではない。しっかりコーチが教えていかないと。まあ2年間、言ってきたつもりなんですけど、それができないってことが、こういう結果につながっている」(3月30日、ZOZOマリンスタジアムで)

記者メモ

 ロッテに0―3で敗戦。監督が苦言を呈したのは九回1死二塁の走塁だ。マルティネスの左飛で二塁走者の万波中正選手がタッチアップを狙ったら、三塁でアウトに。併殺で試合終了となった。確かにまずは走者をためることがセオリー。成長を期待しているからこそ、若手にあえて厳しい言葉を投げかけた。

BIGBOSS語録

 「よく追いついて、逆転してくれました。でも不思議ではない。キャンプ中から追いついて、こういう勝ち方はできていると思っていたので。今季は今までやってきたことを爆発させます」(4月5日、エスコンフィールド北海道で)

記者メモ

 好調の西武を相手に今季初のサヨナラ勝ち。延長十二回1死満塁で4番マルティネスが値千金の犠飛を放ち、4時間22分の熱戦に終止符。声援を続けた監督の声はかすれ気味だった。昨季17勝31敗と大きく負け越した1点差試合は、今季2勝0敗。

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