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2日正午ごろ、茨城県坂東市小山の利根川の河川敷に「小型飛行機が墜落した」と、近くの飛行場から119番通報があった。茨城県警境署によると、墜落したのは超軽量動力機(ウルトラライトプレーン)で、操縦していた神奈川県大和市の会社役員男性(73)が病院に搬送された。首や腰の骨を折る重傷だが、意識はあるという。
同署によると、動力機にはこの男性1人が乗っており、墜落現場は離陸した飛行場のすぐそばだった。機体はプロペラの一部が破損している程度だという。署は事故原因を詳しく調べる方針。
2022年11月にも同市内の飛行場から離陸したウルトラライトプレーンが墜落し、搭乗していた男性2人が死亡する事故が起きている。この件については、国の運輸安全委員会が昨年4月に事故調査報告書を公表。離陸上昇中にエンジントラブルが起きた可能性があると結論づけていた。