バレーボールの新リーグ「SVリーグ」は12日、女子の開幕戦が川崎市とどろきアリーナで行われた。

 昨季の女子V1で3位の埼玉上尾が、覇者のNEC川崎に3―0でストレート勝ちした。

 女子は14チームがホーム・アンド・アウェー方式で44試合を戦い、8位までが来春のプレーオフに進出する。各地で男女の開幕節の試合が行われた。

  • 期待背負った高橋藍 開幕戦は「イライラした」 はまった相手の戦略

女子は何を伝えるか

 「ポスト・古賀紗理那」は誰か――。日本女子バレー界の喫緊の課題だ。

 今夏のパリ五輪で現役を引退した古賀は、高校2年生だった2013年に日本代表入り。21年の東京五輪と今夏のパリ五輪でエースだった。この3年は代表の主将。昨季はNEC川崎をV1で2連覇に導くなど、Vリーグでも3度MVPを受賞した。

 新リーグで古賀の後継者と期待されるのが、同じチームの佐藤淑乃だ。今春、筑波大を卒業。古賀が着けてきた背番号2を受け継いだ。「紗理那さんにあこがれたし、そういう選手になりたいと思ってきた」

 コースに打ち分けるスパイク…

共有