「DTOPIA(デートピア)」(文芸秋号)で第172回芥川賞に決まった安堂ホセさん(30)が15日、会見で喜びを語った。一問一答は次の通り。
――受賞が決まって一言を。
うれしいです。
――講評で「最も過剰な作品の一つでテーマがてんこもりだ」と評された。
1個のテーマで小説の完成度をあげる方法が純文学ではよくあるんですけど、それはもうよくない?みたいな気持ちがあって。完成度は無視して書きたいと思いました。
――今作は過去の作品よりも時間や空間、テーマに広がりがあった。小説の可能性がどう広まったと思うか?
リアルタイムで起こったこと…