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取材に応じる英王立防衛安全保障研究所(RUSI)のトム・キーティング金融安全保障センター長=2024年12月6日、東京都中央区、佐藤達弥撮影
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 2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻から3年がたとうとしています。国際社会が科してきた対ロ制裁は効いているのでしょうか。英国の王立防衛安全保障研究所(RUSI)のトム・キーティング金融安全保障センター長は制裁を「徐々に空気が抜けていくパンク」にたとえ、即効性はなくても着実にロシアの技術力や経済力をそいでいると指摘します。

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 ――ロシアの侵攻が始まった後、国際社会は国際的な決済網からロシアを締め出し、ハイテク製品の対ロ輸出禁止などを科しました。効果はあったと言えるでしょうか。

 侵攻が始まったころ、(欧米の)多くの政治指導者は制裁が何をもたらすか誤解していたと思います。彼らはすぐにロシア経済が崩壊し、プーチン大統領の考えが変わると期待していました。いずれも実現はしていませんが、制裁の影響はゆっくりと表れるものです。私たちは辛抱強く見守らなければなりません。

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