自民党派閥による裏金問題をめぐり、9カ月ぶりに開かれた17日の衆院政治倫理審査会(政倫審)で、安倍派(清和政策研究会)議員4人はいずれも違法性の認識や自身の関与を否定した。4人に対し、与野党から問題を認識した経緯や裏金の管理方法などについて質問が集中した。
政治資金収支報告書への不記載を認識した経緯について、稲田朋美元防衛相は「昨年12月以降、本件が問題になってから知った」と述べた。「パーティー券の販売はもっぱら秘書が行っていた」としたうえで、「ノルマがあることは知っていたが、金額は意識しておらず、常にノルマは達成できずにいるとの認識だった」と説明。経緯は知り得なかったと強調した。
かつて清和政策研究会の会長…