関西経済同友会が男性の経営層向けの「育児・家事塾」を開き、代表幹事の宮部義幸・パナソニックホールディングス副社長(66)と永井靖二・大林組副社長(66)らが赤ちゃんの人形でお世話を体験した。子どもが育てやすい企業、社会を改めて考えるきっかけになったようだ。
育児・家事塾を始めたのは、同友会メンバーで、ベビーシッターや家事代行といった子育て支援会社を営む上田理恵子さん(62)。7日にあった塾では、「女性が活躍するためには、男性の家庭での活躍が欠かせない。育児を体験し、若い社員とのコミュニケーションのきっかけに役立ててほしい」と呼びかけた。
十数人の参加者は4グループに分かれ、泣き声を出す赤ちゃんの人形のお世話を始めた。この人形は、赤ちゃんが欲するお世話をすれば泣きやむ仕組みになっている。
保育士で大阪教育大教授の小…