写真・図版
神奈川県横須賀市内にある納骨堂。洞窟のように真っ暗な室内には骨つぼや骨箱がぎっしりと並ぶ。ほとんどが身元は判明している遺骨だ(写真は一部加工しています)

 引き取り手のない遺体や遺骨が急増する中、遺体の火葬、遺骨、遺留金品の保存などの対応をめぐり、トラブルが相次いでいる。

 厚生労働省は実態調査に乗り出し、中間報告が9月30日に行われた。

 調査を担当する日本総合研究所が全国すべての市区町村を対象に今年8月~9月の間、アンケートを実施。寄せられた約1400件の回答(重複もあり)の速報値をもとに報告書をまとめた。

 それによると、引き取り手のない遺体・遺骨に関する自治体のマニュアルが「ない」という回答は88・2%だった。

調査では、引きとり手のない遺体の扱いに関するルールの不備が浮き彫りに。自治体もまた困っている実態がわかりました。

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 「マニュアル・内規がある」…

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