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尼崎双星高(打楽器八重奏)=京都コンサートホール、高野良輔撮影
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 第51回関西アンサンブルコンテスト(関西吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)が11日午前、京都市の京都コンサートホールで始まった。高校の部には18団体が出場し、尼崎双星の打楽器八重奏と、淳心学院中・高の打楽器八重奏が3月20日に福井市である全国大会の代表に選ばれた。

 午後は小学生、大学、中学生、職場一般の各部の出場団体が演奏している。(記事は更新していきます)

 高校の部の結果は次の通り。(演奏順、◎は関西代表。木=木管、金=金管、管=管楽器、打=打楽器、ク=クラリネット、オ=オーボエ、サ=サクソフォン、フ=フルート、ト=トロンボーン。和数字は重奏の数)

 【金賞】◎尼崎双星(打八、兵庫)、◎淳心学院中・高(打八、兵庫)、須磨学園(管七、兵庫)、東海大大阪仰星(金五)、滝川二(ク八、兵庫)

 【銀賞】龍谷大平安(打七、京都)、一条(ク四、奈良)、浪速高・中(金八、大阪)、生駒(金八、奈良)、京都精華学園(ク四)、近江(打八、滋賀)、加古川東(オ四、兵庫)

 【銅賞】豊中(打五、大阪)、星林(木八、和歌山)、京都共栄学園(木八)、膳所(木八、滋賀)、大阪産業大付(打六)、桐蔭中・高(打三、和歌山)

高校の部、会場から速報レビュー

 吹奏楽のアンサンブルの魅力は、少人数ならではの濃密な音楽を楽しめるところにある。

 全国大会をめざし、近畿各地から集った各高校の演奏者たちは、響きのよい京都コンサートホールで、様々な楽器の掛け合いで多彩なハーモニーを紡ぎ出した。

 最初に舞台に上がったのは龍谷大平安(京都)の打楽器七重奏。「ヴォルケーノ・タワー」を全体的にやわらかい響きで演奏した。

 火山のマグマがふつふつとわき出るような神秘的な響きを作りだして、銀賞となった。

 続く豊中(大阪)の打楽器五重奏は、息の合った演奏を聴かせた。鍵盤打楽器の細かな音符の移り変わりで全体のメロディーをつくった。

 硬いマレットを使ったティンパニの勇壮なリズムから、曲末のシンフォニックな響きまで、多彩な音楽を展開。結果は銅賞だった。

演奏後「悔いなくできた」

 一条(奈良)のクラリネット四重奏は、銀賞を受賞。遊び心を持った演奏を聴かせた。

 4本のクラリネットが、つぶ…

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