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国民民主党・古川元久代表代行(発言録)
(高校無償化などをめぐり自民、公明、日本維新の会の3党が合意したが、国民民主党は)別に維新と成果争いをしているわけではない。国民民主も高校(授業料)の無償化などは言ってきたので、前進することは私たちも評価をしたい。
ただ3党の合意の中身を見ると、ものすごく広範な分野だ。我々の言う「103万円の壁」の引き上げなど個別具体の政策での合意ではなく、非常に幅広い分野の合意で、しかも具体的なことはほとんどこれから。何の先入観もなくあれを読むと、連立合意文書のようにも見える。
(維新の)吉村洋文代表は「これからも野党だ」と言うが、逆に言うと野党の立場で、あれだけ幅広い分野でほとんど具体的なところが詰まっていない状況で本当にちゃんとやっていけるかどうか。なかなか大変ではないか。
(与党が維新と合意したことで国民民主との協議への熱が下がれば)なんだ、結局与党は予算案を通すためだけに我々と協議していたのかと。「予算案が(衆院を)通るめどがついたからもういいよ」と言うなら、それは与党の皆さんは国民生活よりも予算案を通せばいいと、そういうことねと(有権者に)思われるのではないか。その結果は選挙できちんと示されることになる。(定例会見で)