「古くてボロいが日本一!」。現存する国内最古の水族館、魚津水族館(富山県魚津市)が、そんなうたい文句で支援を募っている。老朽化で故障が相次ぐ設備の補修に充てたいと、2千万円を目標にクラウドファンディングに取り組む。
「当面の間、波が起きませんがご了承ください」。海の様子を再現する「波の水槽」の前に、おわびの掲示がある。
40年使った造波装置が3年前に故障した。以来、職員がときどき手動で水をかき混ぜ、波を起こして見せている。その様子はSNS上で注目を集め、「頑張って」とコメントが寄せられる。
ベニズワイガニなど深海生物のコーナーでは今年初め、水槽の冷却装置が故障した。各地の水族館にSOSを出して、冷水が必要な生き物を急きょ引き取ってもらった。
海中トンネルの継ぎ目から水…