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牧草ロールをイメージした優勝作品の「食突モ~進」=全国菓子工業組合連合会青年部提供
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 高校生が作る和菓子の日本一を決める第15回全国和菓子甲子園(全国菓子工業組合連合会青年部主催)で、千葉県南房総市の安房拓心高の伊藤千輝さんと庄司真理さんが牧草ロールをイメージした「食突(しょとつ)モ~進」で優勝した。名前は「猪突(ちょとつ)猛進」をアレンジし、2人の食の道をきわめたい思いを表した。審査員から「完成度が高い」などと絶賛され、完勝だったという。

 全国から38校85作品の参加があった。8月21日に大阪市で開かれた決勝大会には10校12作品が残った。

 今大会のテーマは「日本の酪農」だった。2人は、牛の冬場のエサになるよう牧草を巻いた牧草ロールに着目し、巻物の和菓子に仕立てた。

 牛の配合飼料に入っているトウモロコシを使ってコーンクリームようかんを作り、中のあんとした。あんを巻く生地は2色つくり、そぼろ状にして牧草の雰囲気を出した。

大ざっぱと丁寧、補い合う最強コンビ誕生

 和菓子の苦手な人にも食べや…

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