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金メダルをかけて金久博昭学長に報告する杉野正尭選手(左)=鹿児島県鹿屋市の鹿屋体育大
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 パリ五輪・体操男子団体の優勝メンバーの杉野正尭(たかあき)選手=徳洲会体操クラブ=が13日、母校の鹿屋体育大学(鹿児島県鹿屋市)を訪れた。学長に金メダル獲得を報告し、後輩にはあきらめずに頑張ることの大切さを伝えた。

 杉野選手は、パリ五輪の体操団体戦であん馬や鉄棒などの種目に出場し、金メダルに貢献した。大学では体操競技部で技を磨き、今年3月に修士課程を修了した。

 学長室では金久博昭学長が「お帰りなさい」と迎え、杉野選手は「(金メダルを)持って帰ることができました」と報告し、握手を交わした。杉野選手には大学から第1号となる広報アンバサダーの委嘱状が贈られた。

 後輩たちを前に講演した杉野選手は、挫折を繰り返しながらもあきらめずに五輪金メダルに向けて挑戦し続けた自身の経験を話し、「頑張ることはダサくない。夢に向かってがむしゃらに頑張ってほしい」とアドバイスを送った。

 その後、鹿屋市役所を訪れ、中西茂市長にも金メダル獲得を報告した。

 市内の霧島ケ丘公園「オリンピックロード」にはゆかりの五輪選手の手形モニュメントがあり、市は杉野選手の手形が入ったパリ五輪のモニュメントも設置することにしている。

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