若者に銭湯へ足を運んでもらおうと、愛知県小牧市郷中2丁目の「天然温泉こまき楽の湯」が、施設の一部を改修し、勉強やリモートワークができる「銭湯自習室」をつくった。アイデアを出したのは県立小牧高校の3年生4人。そこには大学受験を控える生徒たちの切実な悩みがあった。
地元のまちづくり団体「こまき市民活動ネットワーク」は昨秋、若者の利用が少ない銭湯の活性化策を探ろうとワークショップを開催。小牧高の池田拓実さん、尾野上龍生さん、今井亮太さん、上田師さんの4人は、学校創立100周年に合わせた地域貢献の一つとしてそこに参加した。
銭湯を訪れた4人は「若者になじんでいない」と感じた。議論を重ねるなかで「勉強と結びつければ、高校生も長時間過ごせる場所になるのでは」と考え、銭湯に自習室をつくるアイデアを出したという。
どうして自習室だったのか。
図書館は定期テスト前になると…
市中央図書館の学習スペース…