トランプ米政権は22日、急増する不法移民問題への対応だとして、南部のメキシコ国境に約1500人の米軍兵士を追加で配備すると明らかにした。就任初日に国境地帯に「国家非常事態」を宣言したトランプ大統領が、早々に具体的な措置を打ち出した。
トランプ氏は昨年の大統領選で、バイデン前政権下での不法移民の急増を問題視。こうした人々が犯罪の温床になっていると主張して、国外に追放する「史上最大の強制送還」を掲げている。就任当日の20日には、米軍派兵のための大統領令の署名も行い、「国境を封鎖」し、不法移民などの「侵略行為を撃退」するよう命じていた。
米軍高官の記者団への説明に…