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2025年2月14日、ホワイトハウスで大統領令に署名する際に話をするトランプ大統領=ロイター

 トランプ大統領は14日、新型コロナウイルスのワクチン接種を義務づける学校や大学に対し、連邦政府の資金を停止する大統領令に署名した。保守派はワクチン義務化に反対してきたが、現在は生徒への接種を義務化している教育機関はほとんどなく、大統領令は象徴的なものとなりそうだ。

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 トランプ氏は14日、ホワイトハウスの大統領執務室で署名する際、子どもがワクチンを接種するかは、学校や州ではなく、親が決めることだという考え方に対し、「人々はそれを本当に望んでいた」と述べた。

 米国では新型コロナの感染が拡大するなか、2021年以降、対面授業に参加する生徒たちに接種を義務づける州が相次いだ。保守派は「人々の自由を制限するものだ」と反対し、義務化を禁止する州もあり、米国を二分する問題となった。

 一時は義務化した州でも、感…

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