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打ち上げられた後、発射台に戻って「キャッチ」されるスペースXのロケット=同社の中継映像から

 米宇宙企業スペースXは13日、史上最大のロケット「スーパーヘビー」と宇宙船「スターシップ」の5回目の無人飛行試験を実施した。今回はテキサス州から打ち上げたロケットを発射場に戻し、発射台に取り付けられたアームで「キャッチ」することに初めて成功。ロケットの再利用に向け、大きく前進した。

 ロケットと宇宙船は米中部時間13日午前7時半ごろ(日本時間13日午後9時半ごろ)、同社が拠点としているテキサス州ボカチカの「スターベース」で打ち上げられた。

 スペースXの中継によると、打ち上げ後にロケットと宇宙船が切り離された。ロケットは再び噴射し、進行方向を調整。発射地点に戻ってくると、逆噴射をしてゆっくりと地上に近づき、発射台に取り付けられた「箸」のようなアームがロケットをつかまえた。

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打ち上げられた後、発射台に戻って「キャッチ」されるスペースXのロケット=同社の中継映像から

 打ち上げられた宇宙船はその…

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