シャープは20日、生産を停止した液晶パネル工場(堺市)の土地や建物を、ソフトバンクに約1千億円で売却すると発表した。ソフトバンクはAI(人工知能)向けデータセンターを設置し、2026年中の稼働を目指す。
同社が買い取るのは、延べ床面積約84万平方メートルの建物や、約45万平方メートルの土地など。土地は旧液晶パネル工場を含めた事業所の敷地面積の約6割にあたる。必要な電力の供給を受けられると確認でき次第、正式に契約するという。
データセンターの規模を示す受電容量は国内最大級の約150メガワットになる見込み。将来的に250メガワット超まで増やす。生成AIの開発などに活用するほか、企業や大学などにも提供する。
シャープはソフトバンクの他…