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自宅のビオトープを観察する倉本真太郎さん。冬場は枯れたように見えるが、暖かくなればまたさまざまな植物が成長するという=2025年2月23日午前10時9分、松山市、宮沢崇志撮影
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 「ビオトープ管理士」という資格がある。公益財団法人「日本生態系協会」が認定する資格で、技術者的な視点から生態系の保全にあたる「2級ビオトープ施工管理士」に、松山市の小学6年生、倉本真太郎さん(12)が合格した。昨年の受験時は11歳で、過去の記録を8カ月更新し、最年少での合格だった。

 自宅を訪ねると、軒先に自作のビオトープがあった。

 「ため池の環境を意識して1年前に立ち上げました。最近ウキゴケが増えてきたので、わき水に近い環境になっているのだと思います。ナンゴクデンジソウが栄養を吸収したため、水質が貧栄養状態になったのかもしれません」

 父親の真喜(まさき)さん(46)によると、2年ほど前に真太郎さんは突然「植物好き」に目覚めた。「直前まで私の影響で釣り好きだったのに、高価なさおをそろえたとたん、植物に入れ込んで釣りには見向きもしなくなってしまった」という。

ソーラス見て、かわいすぎて涙

 きっかけは本人もはっきりと…

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