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実証実験で助手席に取り付けられた「ロボホン」=2025年1月23日午後2時48分、大阪府八尾市高安町南7丁目、渡辺七海撮影

 車を運転している高齢者の速度超過や急停止などを防ぐ運転支援には、ロボットの同乗者が効果的――。名古屋大学の研究者のそんな研究結果を元に、同大やシャープなど4者が同社の電話機能付き人型ロボット「ロボホン」を使った実証実験を本格化させている。

 八尾自動車教習所(大阪府八尾市)に23日、60~70代のドライバー6人が集まり、公道を運転した。助手席に乗ったロボホンが、一時停止や速度制限などの情報をドライバーに教える。さらに、運転後には運転を振り返っての評価がある。一時停止違反の回数が減るなどしたという。

 4月からは全国で実証実験を行い、2026年度中にロボットを使った運転支援システムの商用化を目指す。

 名古屋大未来社会創造機構の…

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