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東四つ木小学校の校章をお披露目する高橋陽一さん(右)と青木克徳・葛飾区長=2024年11月21日午後1時43分、東京都葛飾区立石6丁目、佐野楓撮影

 人気サッカー漫画「キャプテン翼」の作者で東京都葛飾区出身の高橋陽一さんが、来年4月に開校する区立東四つ木小学校の校章をデザインし、21日の記者会見でお披露目された。

 同小は、木根川小(東四つ木1丁目)と渋江小(同2丁目)を統合して新設され、新校舎ができるまで、現在の渋江小に2校の約340人が通う。

 高橋さんにとって校章のデザインは初めてだったが、「四つ木で生まれ育ち、地理は分かっていた」。中川と綾瀬川が合流して東京湾に向かう位置にあることから、Y字形をベースに「2校の思い出が一つになること」を二重線の円で表し、「子どもたちが明るい未来へ羽ばたけるように」との思いを込めて、円の上部を開けるデザインにしたという。

 高橋さんは、「川のイメージはわりと早く浮かんだが、どうデザインするかで1カ月は悩んだ。ラフ案を10作か20作は出して、区の方とどれが良いか打ち合わせした」と振り返った。そして、東四つ木小に通う子どもたちに「元々通っていた小学校が無くなるのは寂しいかもしれないが、新しい学校で、前向きな小学校生活を送ってほしい」とエールを送った。(佐野楓)

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