北海道

 取引先企業からカスタマーハラスメント(カスハラ)を受けたとして、住宅設備卸業を手がける橋本総業(東京都)が北海道内の卸し先企業2社を相手取り、1100万円の損害賠償を求めて札幌地裁に提訴した。原告側は9日、札幌市内で会見を開いて「従業員の安全を守り、適正な取引を実現するためには訴訟以外に手がなかった」と主張した。提訴は4月12日付。

 厚生労働省の「カスハラ対策企業マニュアル」では、顧客からの過剰な要求や、商品やサービスへの言いがかりといった不当・悪質なクレームなどを「カスハラ」とし、企業は「カスハラから従業員を守る対応が求められる」としている。

 訴状などによると、2023…

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