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能登半島地震で被害を受けた石川県能登町で7月に通常の開催を目指している「あばれ祭」で使うたいまつの材料の枝葉を集める作業が3日、同町の山林で行われた。
祭りに参加する同町の酒垂(さかたる)神社、白山神社の氏子ら約100人が参加。約3時間の作業で石川県の県木「アテ(ヒノキアスナロ)」の枝葉約1800束を山中から市街地まで運び出した。今後、1カ月ほどかけて、天日にさらし、表裏を反転させながら乾燥させて170束を巻き付け、一つのたいまつをつくるという。
祭りを仕切る祭礼委員の新谷俊英委員長は、「開催には賛否両論あり、被害の状況を見れば開催を喜ぶこともできないが、復興のシンボルとなることを期待したい」と話した。
2021年に持続可能な祭りの開催のため結成された「あばれ祭運営改善協議会」は、先月末から神社の鳥居の修復などの費用をクラウドファンディングで募っている。支援は(https://camp-fire.jp/projects/view/738425)から。