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あいさつするTSMCの秦永沛エグゼクティブ・バイス・プレジデント兼共同COO(右)とJASMの堀田祐一社長=2024年11月16日、熊本県菊陽町、江口悟撮影
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 半導体受託生産世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の秦永沛エグゼクティブ・バイス・プレジデント兼共同COO(最高執行責任者)は16日、熊本県菊陽町に建設予定の第2工場について「土地造成がすでに始まっており、工場建設は来年開始される」と述べた。同町で開いた地域交流イベントのあいさつで言及した。

 TSMCは第2工場について、当初は年内に着工予定と発表したが、10月中旬の四半期決算発表で、来年1~3月の間に建設を始めると修正。2027年末までの稼働開始をめざすという。

 すでに試作品の製造が始まっている第1工場については、順調に準備が進んでいるという。秦氏は「全てのプロセス認証を完了しており、量産は今四半期に開始される」と述べ、年内の出荷開始を明言した。

 また、工場の運営を担う生産…

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