動画投稿アプリ「ＴｉｋＴｏｋ（ティックトック）」の運営会社は２４日、視聴するほどポイントがたまる機能について、フランスとスペインで当面の間、停止すると発表した。欧州連合（ＥＵ）は、事前に依存性を十分検討しなかった疑いがあるとして、安全性が確認されるまで、この機能を一時停止する措置を科す可能性を同社に通知していた。
同社はこの春から、ＥＵ域内ではフランスとスペインで、ティックトックの軽量版「ティックトック・ライト」の提供を開始。１８歳以上のユーザーが動画を視聴したり「いいね」をしたりすると、ポイントがたまる「ポイ活」機能が追加された。ポイントはアマゾンなどで現金として使用可能で、日本でも昨年から同様の機能を展開している。
同社の発表によると、フランスとスペインで２４日から新規の登録を停止し、既存のユーザーは５月１日までにポイ活機能が使えなくなる。機能の停止は６０日間をめどにしているという。
「子どもはSNSのモルモットではない」
同社は「ティックトックは常…
