STU48の石田千穂さん=2024年10月4日、小松隆次郎撮影

 瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループSTU48の石田千穂さん(22)は、4年ぶりとなる2作目の写真集「太陽って何色?」(秋田書店)を25日に発売する。今月は約5年ぶりとなるソロコンサートも開催。映画や舞台への出演も重ねながら、「王道アイドル」の道を歩んでいる。

台湾で撮影、雨のプールでは…

 STU48在籍中に2作目の写真集を発売するのは初。その撮影場所に選んだのは、台湾だった。

 「海外のファンで台湾の方がダントツで多いんです。ずっと『台湾に来て欲しい』と言われていて、それが実現しました」

 印象に残った撮影シーンとして挙げたのは、雨が降る中でのプール。急きょ黄色い傘をさしたところ、色鮮やかで「不思議な感じの場面になった」という。

 原色を配した看板が並ぶカラフルな街並みでの散歩シーンや、「夢だった」という犬とのツーショット……。グループ活動を離れた2泊3日の撮影旅を「充実した時間になった」と振り返る。

「グループ盛り上げたい」

 アイドルになって8年目。2020年12月に発売した前作「檸檬の季節」(講談社)からの4年間には、同期や後輩が次々と卒業。シングルでセンターを3回担うなどグループを引っ張る立場へと変わった。

 「それまでは『自分が自分が』だったのが、グループをもっと盛り上げたいという気持ちになりました」

 一方で、映画や舞台への出演を重ね、俳優としての足がかりを着実に築いている。

 「演技の仕事はまだまだで、課題がたくさんあります。でも、それを克服していくたびに成長を実感できて、やりがいを感じています」

ソロコン完売、追加公演も

 今月13、14日には、20年1月以来となるソロコンサートを東京都内で開催し、チケット完売。来月にはその追加公演も決まった。それでも今、頭にあるのはグループの躍進だという。

 「個人としての仕事を通じて、グループをもっともっと盛り上げていける存在になりたいです」(小松隆次郎)

インタビューの全容公開、成長と目標を語る

――台湾での撮影。選んだ理由は。

 私を応援してくれる海外のファンの中で、台湾の方がダントツで多いんです。「台湾に来てほしい」と言ってくださっていて、台湾の素敵なところも教えてもらっていました。ずっと行ってみたくて、やっと実現しました。

 台湾では、おいしいものをたくさん食べました。とくにマンゴーかき氷がめちゃくちゃおいしかったです。タピオカのモチモチ具合が、日本で食べるのとは全然違いました。初めて食べた魯肉飯(ルーローハン)も観光では行かないような現地の店で味わって、異国の味というか、不思議な感じでしたがおいしかったです。

「夢だった」あの撮影も…

――台湾での撮影を振り返って。

 一番印象に残っているのは…

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