横浜市立都田西小学校PTAの最後の本部メンバーだった、左から古城美穂さん、植村広郎さん、渡嘉敷努さん(一部を加工しています)=2024年5月15日、横浜市都筑区、小林直子撮影
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 今年3月末、横浜市立都田西(つだにし)小学校(都筑区)のPTAが解散し、4月から新たに「保護者会」が発足した。

 共働き世帯が増え、保護者のPTAへの参加が難しくなるなか、どう役割を果たしていくのかを考えたとき、たどり着いたのは「解散」だった。

 最後のPTA会長となった植村広郎さん(43)は「うちは珍しいケースかもしれない」と断った上でこう言う。「今のところプラスの面しかない」

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 話は2年前にさかのぼる。

 当時はコロナ禍で、PTAの活動やイベントが従来通りにできないことが多く、本当に必要なPTAの役割を考えようと、当時の会長を中心に仕事の見直しやスリム化に着手した。

 まず、「原則、在校生1人につき1回は必ず委員をやる」というルールを廃止。卒業式で卒業生がつけるコサージュ(花飾り)といった記念品もなくした。

 登下校時に保護者が通学路に立つ「旗振りボランティア」は、学区の地域住民らでつくる「地域学校協働本部」が担うことになった。

「完全任意」にしたら会員が2割に

 そうした流れで植村さんが会…

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