2025年1月5日、米ニューヨーク・マンハッタンで渋滞税に関する標識を通過する車両=ロイター

 ニューヨーク都市圏交通公社(MTA)は29日、マンハッタン中心部に乗り入れる車両を対象とした「渋滞税」導入から3週間で、昨年比で車両が100万台以上減少したと発表した。全米で初の「渋滞税」として注目されており、この日は1月5日からの交通量や所要時間などのデータを公開し、手応えを語った。

 MTAによると、最も改善された一つとして挙がったのが、ニューヨーク市とニュージャージー州ジャージーシティーを結ぶトンネルだ。昨年1月と比べて、朝のピークの時間帯の平均所要時間が48%短縮されたという。

 全体的に所要時間は削減されており、渋滞緩和ゾーンとする地域では、午後のピーク時間帯で最大59%も短縮できていると説明した。

 乗り入れる車両が減ったこと…

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