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市況

 11日のニューヨーク株式市場で、主要企業でつくるダウ工業株平均が一時、600ドル超下落し、4万1000ドル台前半で取引された。トランプ米大統領がカナダの鉄鋼・アルミニウム製品への関税を50%に引き上げる方針を示したと伝わり、株式が売られている。

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 トランプ氏の高関税政策への懸念を背景に、ダウは前日10日に890ドル値下がりし、今年最大の下げ幅を記録した。11日も小幅な下落で取引が始まったが、トランプ氏がカナダ産の鉄鋼とアルミニウムに対して「追加関税25%を課し、合計50%の関税を課すよう商務長官に指示した」と自身のSNSに投稿すると、下げ幅が拡大した。

 米ゼネラル・モーターズが4%、フォード・モーターが3%下がるなど、関税による鉄鋼製品の値上がりが経営の打撃となる自動車大手の株価が大きく下落している。

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