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米ウォール街にあるニューヨーク証券取引所

 12日のニューヨーク株式市場で主要企業でつくるダウ工業株平均が値上がりし、約2カ月ぶりに4万ドルの大台を回復した。利下げへの期待から株式が買われた。外国為替市場では円相場が急騰し、一時、1ドル=157円30銭と約3週間ぶりの円高ドル安水準をつけた。

 ダウの終値は、前日より247.15ドル(0.62%)高い4万0000.90ドル。5月17日以来、約2カ月ぶりに4万ドルを超えた。一時は500ドル超上昇して4万0257ドルをつけ、取引時間中としての最高値を記録した。

 この日に発表された6月の卸売物価指数(PPI)の伸びは市場予想をやや上回った。だが、前日発表された消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったことで早期の利下げ期待が続き、株価上昇につながった。

 また、12日の米ニューヨー…

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