米大統領選でトランプ氏が当選確実となったことを受け、6日のニューヨーク株式市場は大幅な値上がりで取引が始まった。主要企業でつくるダウ工業株平均は一時、1300ドル超値上がりし、取引時間中の史上最高値を更新した。
トランプ氏が主張する法人や個人の減税に加え、規制緩和が企業の利益を増やす方向に働くことが好感され、幅広い銘柄が買われている。大統領選と同時に行われた連邦議会選で、上下院ともトランプ氏の共和党が多数派を占めるとの見方も、こうした政策の実現性が高まるとの期待から株高につながっている。
業種別では、金融株が大きく上昇して全体を牽引(けんいん)している。トランプ氏の政策を背景にした金利上昇が利益につながるほか、金融規制緩和への期待もある。同様に規制緩和への思惑から、石油・ガスなどエネルギー関連株の上昇も目立つ。トランプ氏が掲げる関税引き上げの恩恵を受けるとの見方から、製造業の株式も幅広く上昇している。
トランプ氏の選挙戦を支援し…