写真・図版
東京・台場のフジテレビ本社ビル。日枝久社長時代の1996年に完成した=2023年、朝日新聞社ヘリから

 タレントの中居正広さんによる女性とのトラブルにフジテレビ幹部社員が関与していたと報じられている問題を巡り、フジの親会社の株主であるNTTドコモは23日、フジ側に事実関係の調査や原因究明を求めたと明らかにした。

 ドコモからの求めに応じる形で、22日にフジ側から問題への対応について初めて説明があったという。ドコモは調査などについて随時報告するよう求めたといい、「ドコモとして、今後の状況について注視していく考えを示した」としている。ドコモは、フジの親会社のフジ・メディア・ホールディングスの株式を3%超保有している。

 CMについては1月はもともと出しておらず、2月については中止を決めた。今後の再開については未定とし、「調査結果やその他の状況を総合的に勘案して決定したい」としている。

 ドコモの親会社のNTTもグループ全社で2月以降もフジでのCMを当面見合わせる方針だ。グループではNTT東日本が既にCMを差し止める対応をとっている。

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