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2025年1月14日、フィンランドのヘルシンキで共同記者会見に臨む(左から)エストニアのミハル首相、フィンランドのストゥブ大統領、北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長=ロイター

 バルト海で海底ケーブルの損傷が相次いでいることを受け、北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は14日、NATOがバルト海の監視を強化する作戦を始めると発表した。海底ケーブルの損傷ではロシアの関与が指摘されており、抑止力を高める。

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 北欧やバルト3国、ドイツなどバルト海沿岸のNATO加盟国8カ国の首脳とルッテ氏は14日、フィンランドの首都ヘルシンキで会合を開いた。バルト海の海底インフラの防衛を強化するとした共同声明を出した。

 共同声明では、船舶や航空機のほか、海中を潜航して情報収集にあたる水中無人機など新たな技術を使用して監視を強化するとした。ルッテ氏は作戦の詳細は明らかにしなかった。

 バルト海では昨年11月以降…

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