東京レインボープライドでパレードに出発するLVMHジャパンの幹部や社員ら=21日午後、東京都渋谷区、後藤洋平撮影
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 性の多様性への理解を進める催し「東京レインボープライド(TRP)」が20日と21日、東京都内で開催された。年々注目を集め、今回の協賛団体数は314と最多になった。国内外の大企業の参加が目立つなか、ルイ・ヴィトンやディオールなどを傘下に持つ世界最大のファッショングループ、モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH)も初めてスポンサーに名乗りを上げた。

 「さあ、行きましょう!」。21日午後2時、団体の最前列で社名入りの横断幕を手にしたLVMHジャパンのノルベール・ルレ社長が声をかけ、社員と家族ら約250人がパレードに出発した。参加者が着用するのはロエベを手がける人気デザイナー、ジョナサン・アンダーソンによる虹をモチーフにしたTシャツ。ジバンシィの旗を持つ人、ディオールやマーク・ジェイコブスのバッグを持つ人たちが続き、沿道の人々に手を振った。

 会場内にはブースを設置し、多様性への取り組みや、傘下ブランドの歴史などについて説明する掲示をした。20日には写真家のレスリー・キー氏による来場者を対象にした撮影会も開催。大阪からこのイベントのために会場を訪れたという参加者(21)は「レスリーさんは、私が大好きなタカラジェンヌも撮影した憧れの写真家。こんな体験が出来たのは夢のよう」と笑顔だった。

スポンサーに有名企業ズラリ

 TRPの協賛枠にはランクが…

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