次世代型路面電車(LRT)の沿線住民や利用者を対象に宇都宮市と栃木県芳賀町がアンケートを実施したところ、開業後の交通利便性向上について「満足」とする回答が、半数以上を占めたことが分かった。同市の中心市街地での消費金額も増えており、開業前と開業後の比較で年間75億円増えた試算になったという。
アンケートの結果は3日、宇都宮市で開かれた「芳賀・宇都宮基幹公共交通検討委員会」で示された。LRT沿線住民を含めた同市と芳賀町全域対象分(2023~24年)と、LRT利用者対象分(23年)の2種類のアンケートを実施。LRTを利用した人を対象にしたアンケートに答えた人の6割ほどは、同市在住だった。
アンケートの結果によると、開業後の利便性の向上についてLRT利用者に尋ねると、「満足」「やや満足」は59・9%。「不満」「やや不満」の18・9%を上回った。「どちらでもない」は21・2%だった。
市民、町民で月1回以上、宇…