2024年10月24日、米カリフォルニア州ロサンゼルスにあるドジャースタジアムではワールドシリーズのドジャース対ヤンキース戦に向けて選手たちが報道陣に対応した=USAトゥデー・ロイター、Jayne Kamin-Oncea撮影

 大リーグの頂上決戦ワールドシリーズ(WS、7回戦制)が25日、大谷翔平と山本由伸が所属するドジャースとヤンキースの顔合わせで開幕する。球界屈指のスター選手がそろう両チームの対戦は43年ぶり12度目。再販チケットは1枚20万円以上の値段がつくなど、米国では近年にない盛り上がりを見せている。

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 主催する大リーグ機構(MLB)にとって、120回目のシリーズはこれ以上ない組み合わせになった。歴代最多27度のシリーズ制覇を成し遂げているヤンキースと7度のドジャース。ドジャースがロサンゼルスに本拠地移転する前のニューヨーク市ブルックリン時代からの伝統的なライバル関係にある。ともに昨オフの大型補強が奏功し、今季はそれぞれリーグ最高勝率を記録した。

米メディア「夢の対決」

 豪華なのは顔ぶれだ。両球団合わせてリーグ最優秀選手(MVP)経験者がWS史上最多の計5人。年間50本塁打以上の選手(大谷54本、ヤンキースのアーロン・ジャッジ58本)を擁する球団の対戦も初めてだ。米スポーツ専門局ESPNやスポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」など多くの米メディアが「夢の対決」とまで呼ぶ。

 米国で10月下旬は例年、人…

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