自動改札になったJR鳥取駅=鳥取市東品治町、斉藤勝寿撮影

 都道府県庁所在地の中心部にあるJR駅で、数少ない駅員による有人改札だった鳥取駅(鳥取市)で、15日から自動改札機が導入された。「ICOCA(イコカ)」などの交通系ICカードが使用できるようになった。

 この日は駅コンコースで記念セレモニーが開催され、平井伸治知事やJR西日本山陰支社の金岡裕之支社長らが出席した。改札口では鳥取のご当地ポケモン「サンド」が描かれた改札機に、利用客が次々と切符を入れたり、ICカードをタッチしたりしていた。

 平井知事は「今までイコカ空白地ということで不便だ、行きにくいということがあったが、これで壁がとれた」と歓迎。新入社員のころに鳥取駅の改札に立った小川修司駅長は「昨日は少し寂しさもありましたが、今日が新しい鳥取駅のスタート。ますます便利になりますし、より温かみのある駅を目指していきたい」と話した。

 JR西日本ではICカードが使える自動改札機を順次増やしており、今回は山陰線の鳥取―倉吉(倉吉市)間で導入した(鳥取、倉吉以外は簡易自動改札機)。

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