高架化工事中のJR松山駅=2023年12月23日午前9時11分、松山市南江戸1丁目、福家司撮影

 【愛媛】JR四国は2日、連続立体交差事業によって高架化される新しいJR松山駅の営業開始日を9月29日と発表した。高架下の商業施設も「JR松山駅だんだん通り」と名付け、同日開業する。

 松山駅付近の約2.4キロを高架化する事業は、同社の設計ミスで当初の予定より約半年遅れた。高架化により、8カ所の踏切が廃止される。

 新しい松山駅のホームは2面4線で、エレベーターやエスカレーター、多目的トイレを備えたバリアフリー構造。

 現在の松山駅舎は取り壊される予定で、西側に新たな入り口が設けられ、現駅舎のある東側からも新しい駅に入ることができる。

 高架下商業施設は飲食、物販など18区画中14店が出店を予定している。同社事業開発本部はなお交渉中の店舗があるとしている。

 開業前日の28日深夜から29日早朝にかけて、切り替え工事に伴い一部列車の部分運休が予定されている。また、21日深夜から22日早朝にも事前切り替え工事があり、21日深夜の特急1本が伊予北条―松山間、普通3本が堀江―松山間で運休し、バス代行輸送を実施する。(福家司)

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