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JR函館線の砂川駅で昨秋、貨物列車が接近しているのに保線作業員が作業を続けたうえ、安全対策を怠っていたことを隠すウソの報告をしていた問題で、JR北海道の綿貫泰之社長は19日の定例会見で「多大な不安や不信感を与えてしまった」と謝罪した。関係した社員を出勤停止などの社内処分にしたという。また、綿貫氏は「安全対策を取らずに線路に立ち入ってしまう事象がゼロではないかもしれない」とし、ほかの現場でも同様の例がなかったか調べるとした。
砂川駅での保線工事では、作業に必要な見張りの人員を配置していなかった。不備を隠そうと、作業員がウソの報告をしたうえ事実ではない作業計画表も作成。国土交通省北海道運輸局が保安監査を進めている。