2025年1月23日、米ホワイトハウスで、ジョン・F・ケネディ大統領の暗殺事件をめぐる資料の公開を命じる、大統領令を手にするトランプ大統領=AP

 トランプ米大統領は23日、1963年のジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件に関連する、非公開資料を機密解除し、公開を命じる大統領令に署名した。暗殺事件の犯人をめぐっては60年以上経った今でも議論があり、トランプ氏は人々の関心に応えるために公開を予告していた。

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 事件に関する資料は、2017年までに原則すべて公開することが法律で定められていた。だが一部の資料については、米中央情報局(CIA)や連邦捜査局(FBI)が反対したため、公開が控えられていた。

 暗殺事件をめぐって、米政府の調査委員会は「オズワルド容疑者の単独犯行」と結論づけた。だが、CIAやキューバの陰謀だったとの説も唱えられ、今でも関心を呼んでいる。もっとも、米メディアによると、数百万件にのぼる文書の大半は既に公開されており、新たな資料公開によって驚くような真相が判明する可能性は低いとの見方もある。

 今回の大統領令では、ケネデ…

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