スペースXの宇宙船ドラゴンから撮影された国際宇宙ステーション(ISS)=NASA提供

 米航空宇宙局(NASA)は26日、国際宇宙ステーション(ISS)を廃棄するための「軌道離脱機」の開発業者として米宇宙企業スペースXを選んだと発表した。ISSは老朽化を理由に2030年に役目を終え、地上400キロの地球周回軌道から大気圏に突入させて処分することになる。

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 ISSは1998年に日本、米国、ロシア、カナダ、欧州の15カ国が参加して建設が始まり、2000年からは飛行士が滞在を始めた。近年は老朽化が目立ち、30年に運用を終える計画だ。

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