アップル本社のイベントで話すティム・クック最高経営責任者(CEO)=2023年9月、ロイター

 米アップルの業績にブレーキがかかっている。同社が2日発表した今年1~3月期決算は、1年ぶりの減収減益となった。主力のiPhone(アイフォーン)の売り上げが前年同期より1割減ったほか、中国での売り上げ低迷が影響した。

 売上高は前年同期比4%減の908億ドル(約14兆円)、純利益は2%減の236億ドル(約3.6兆円)だった。売り上げの半分を稼ぐiPhoneの売り上げは、3年半ぶりの落ち込みとなった。同社は昨年10~12月期に5四半期ぶりの増収となったものの、今回再び減収に転じた。

 特に減速が目立つのが中国だ…

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