大手のネットオークションサイトの検索画面に、「AI 少女」と打ちこむと、1万4500件の「商品」が表示された。
制服のスカートをまくり下着を露出した女子学生、下着姿で性器が一部見える女の子、上半身が裸で下着1枚で座る女性……。多くは性的な画像で、実写とほぼ見分けがつかない。AI(人工知能)が学習したデータを元に生成したもので、実在はしないとみられる。数百円程度で売買されていた。
このサイトでは、「児童ポルノまたはそれに類する商品」の出品を禁じている。被写体の実年齢や、被写体が実在するかどうかにかかわらず、「18歳未満の者の性的な姿態を連想させるもの」は対象になる。
ルールに抵触はしないのか。運営会社は取材に、こうした商品の出品を「認識している」とし、「対策としてパトロール強化などを行っている」と答えた。
投稿サイトにも多数 運営者「表現の自由」
別のフリマサイトでも、同様の商品が見つかった。投稿サイトに掲載されている例もあった。ある投稿サイトの運営者は取材に、「法律違反ではなく、表現の自由の範囲なのではないか」と話した。
児童ポルノの所持や製造など…