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アップルの誤要約の一例。米大手保険会社の最高経営責任者(CEO)が射殺された事件で、容疑者が「自らを撃った」と誤って伝えている=英公共放送BBCのサイトから

 米アップルが生成AI(人工知能)を使って提供している新機能の一部について、削除を求める声が上がっている。記事の要約に重大な誤りがあったためで、英国ジャーナリスト組合(NUJ)は「ジャーナリズムに対する市民の信頼が損なわれる」としている。

 同社の「アップルインテリジェンス」は昨年10月から、まずは英語で、最新のiPhoneやiPadなどを対象に提供が始まった。日本語向けは今年から始まる予定。機能の一つとして、ホーム画面にたまりがちなニュースなどの「通知」をAIがまとめ、ユーザーにとっては一覧性や利便性が向上するはずだった。

 ただ、英公共放送BBCによると、米ニューヨークで大手保険会社の最高経営責任者(CEO)が射殺された事件を伝えるBBC記事の通知について、容疑者が「自らを撃った」と誤って要約していたという。

 BBCの通知をめぐっては…

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