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和歌山県

 慢性的な教員不足解消のため、和歌山県教育委員会は11日、教員免許状はあるものの教職についていない「ペーパーティーチャー」を対象にした相談会を初めて開く。

 県教委教職員課によると昨年9月の集計で、公立学校の教員計38人が不足している。少子化で教員採用試験の志願者数も減少傾向にある。そんな中で、教員免許を持った人材を発掘して、学校現場などに生かすのが狙いだ。

 教育現場に関心がありながら教職の経験がない人や別業界に就職した人、離職した元教員らが対象。現在の学校現場の様子や仕事の内容、講師登録の方法などについて個別に相談に応じる。

 相談会は県内4会場で開催。予約なしで当日参加することも可能。いずれも11日午後1時半~4時半。

 会場は和歌山=和歌山市小松原通1丁目の県民文化会館411会議室▽橋本=橋本市市脇4丁目の伊都総合庁舎3階大会議室▽田辺=田辺市新庄町の県立情報交流センターBig・U 2階実技教科研修室▽新宮=新宮市緑ケ丘2丁目の東牟婁総合庁舎3階大会議室。問い合わせは同課の教員人事班(073・441・3660)。

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