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2024年12月22日、米アリゾナ州フェニックスで行われたイベントに出席したトランプ次期米大統領=ロイター

 トランプ米次期大統領は6日、自身のSNSに「関税(の引き上げ)によって、はるかにもうかり、価値のある会社になるというのに、誰がUSスチールを売りたいと思うだろうか」と投稿した。日本製鉄によるUSスチールの買収計画に反対の立場で、USスチールの身売りは必要ないとの考えを改めて示したものだ。

 トランプ氏は第1次政権で、海外の安い鉄鋼の流入から国内産業を保護するとして、輸入鉄鋼に高関税をかけた。こうした政策の継続を通じて、競争力を落とすUSスチールを世界市場を席巻する中国勢などから守り、経営を再建できるとの自信を示した。

 投稿では、「かつては世界で…

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