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今季の観客数が200万人を突破したエスコンフィールド北海道=北広島市

 プロ野球日本ハムファイターズの本拠、エスコンフィールド北海道(北広島市)の入場者数(11月末時点、非試合日を含む)が今年、初めて400万人を突破した。チームの快進撃などを追い風に昨年の約346万人から大幅に客足が伸びた。

 チームは2年連続のリーグ最下位から2位と躍進。さらに道外からの入場者の比率が昨年の28%から約35%に伸び、来場者増を後押しした。

 球団の前沢賢・取締役は「リピーターと20歳代のファンが増えている。野球以外の来場者の伸びは想定以上だった」と話す。

 主催試合に限ると、観客数は昨年よりも約20万人増の207万5734人(1試合平均2万8830人)。ソフトバンク、オリックスに次いでパ・リーグ3位となり、札幌ドーム(現大和ハウスプレミストドーム)時代を含めると7年ぶりに200万人を突破した。

 球団は今季3試合開催した平日のデーゲームを来季も継続する方針で、修学旅行生やシニア層をさらに呼び込む考えだ。年末にはバスケットのBリーグ・レバンガ北海道の試合を開催するなど野球以外のイベントも多様化させている。

 前沢取締役は「2028年に予定されているJR千歳線の新駅開業に向けて、着実にファンを増やしていきたい」と話している。

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